------関東小旅行(前編)------

去る8月4日。俺はかつてないほどに多忙だった。

24時間が30時間になればいいのに。

前日の夜、枕を噛んだ。8月4日の日程はこれだ



@引越し先の下見

A引越し先の契約

B池袋で友人と会う(午後2時)

Cウイニングイレブン8を発売日一日前いうのにアテもなく探す。


4つものイベントをこなすほど俺には体力がないが、やるしかないんだ。









Cはどうでもいいとかいうな。




いつもなら2時起きという本能のままの生活をしている俺だが、今日に限っては、

友達と会う時間が二時ということもあり、朝八時に起きないとすべての工程は時間的にも実現不可となる。


そんな決心もあり前日は11時に寝る。














起きたら九時半でした。





起きると一番に朝日を背にコーヒーをくいっと飲むダンディな一面がある俺だが、そんな悠長なことはいってられない。












を飲んで家を出た。











しかし家の契約に必要なハンコを忘れたので駅から一旦家に戻る。



予定より二時間ほど遅れ、駅につく。



今日で定期が切れる定期を自動改札にいれる。










なぜかこのように、自動改札機にこれ以上の進入を拒まれる。

思いっきり走って定期をいれたので、予想外の展開にみぞおちが痛い。



一連の動きに女子高生が笑っている。だまれ暇人。


2、3回上の画像の動きを繰り返した後、定期をよく見る














定期が切れとるがな!





ちなみにキャプ翼の代名詞 なにィ で検索すると

こんなにでる

さすが陽一である。


泣く泣く横浜までの道のりである百九十円を払う。




そして引越し先へは横浜から、さらに乗り換えなければならない。



横浜→大学のある駅→駅(乗り換え)→目的地


大学で降りるクセがあるのか、大学のある駅でつい降りてしまう。








改札に切符を入れるまで気がつかなかった。








俺はバカなのか?


そして@の引越し先の駅についた。








・・・









田舎というやつでは?



しかし初めて来た土地。マクドナルドでさえ新鮮に見える。




ここが俺の新しい町なのだ



と駅のそばの橋で川を見つめながら感傷に浸りつつ一服する。が、










暑い。




前日に新家までの地図をノートに書いたので見ることにする。






(ほぼ書いたまんまに書いております。)




・・・・これはたどり着けるのだろうか?








コンビニから新家までのなんともいえない空白が絶望感を漂わせる。

そして前日の俺のやる気のなさを恨む。














というかコンビニは直接関係していない気がする。






川にかかった橋にいるので、方向は間違ってはないようだ。








そのレベルかよ!




とりあえず真っ直ぐ歩く・・・真っ直ぐ・・・







しかし全く目的地らしい建物が見えてこないのである。

ここにきてようやく地図が役に立ってない事が判明する。











捨てることにしよう。



今どの辺にいるのかは知らないが、現時点で分かっていることは

@ 駅の前は川
A 細い道を抜けると、会社が多い
B 会社が多いせいか、ファミレス、コンビニ等の施設が多い。

@に関しては、来る前から知っていたのに数に含んでいるところが、結構焦っている証拠ですね


ということでBのコンビニをフル活用する。周辺の地図を立ち読みしてノートに書き込む。




コンビニ定員に物凄いメンチをきられているが気にしない。いや、気にしてはいけない。方向音痴な俺だが奇跡的に方向、道のりは当たっている。が、




最後の最後で家にたどり着く道が分からないのである。

道が入り組んでるわ、とくに目印となるようなものもないわで、地図と格闘すること二十分。







暇なのか忙しいのか。





半分ぐらい物凄くリアルになった地図を持って出発する。

もう時間がないので、直感で感じた道を走る事にした。

分からないと走る=追い詰められてます











アッサリついた。コンビニから100mぐらいだった。


よく考えると真っ直ぐにしか歩いてないのである。








・・・間違えようがない。

俺方向音痴じゃないんだ!というのはカラ喜びだったのだろうか。

情けない。



すでに十二時。2時という待ち合わせ時間は無視だ。


そんな時、電話がかかってくる。







母親だ。



「もしもし」

「あれ?起きてたの?」

「下見いくっていってんじゃん。ハァハァ・・・」

「アンタなんで息きれてんの?アハハハハハ」

「道分からなくて走ったんやって」

「ああ、そうなの。じゃあまた。」












母親の真意は不明だったが、後日聞くと、生存確認らしい。

とりあえず@は完了。


@引越し先の下見

A引越し先の契約

B池袋で友人と会う(午後2時)

Cウイニングイレブン8を発売日一日前いうのにアテもなく探す。

お次はAである。引越し先の契約というのは

引越しするときの費用の見積もり
保証人の契約書を書く

といった俺でもできるぐらいの事である。


契約のため不動産屋がある横浜に戻る。


来た道をイチイチ戻る。能率悪りぃぞ。


不動産はレオパレスという企業単位なので、引越しが安いと聞いていた。

引っ越すくせに今の部屋とはなんら変わらない。




一時〜二時の約束だったので、まだ余裕があったのだが、何度も来ている横浜のくせに、今度こそ本気で迷う。


現在一時半。約束の時間に行かないというのは、社会的にもよろしくないので店の人に電話をかけることにした。

横浜のど真ん中の歩道橋の上で。





「あのぉ〜、○○ですがぁ、店が分からないんですぅ・・・」


さとう珠緒みたいな喋り形で泣き泣き聞いた。

何度もいうが、横浜のど真ん中の歩道橋の上でだ。


「歩道橋ですか?そこから百メートルないんですけど・・・ちょっと待ってくださいね。」






歩道橋から周りを見渡すと、飛び上がって手を振っているおっさんがいた。








あ、あそこだ!
間違いない。






ていうか恥ずかしくないのか。


引越しの契約書なんかを書かされる。思った以上に量がある。






思いっきり住所を間違えるが・・・気づかれてはいない。



その後ボチボチ引っ越し先の話を進めていくと





「お客様のポイントが溜まりにたまっているので、三十日ほど有料チャンネルがご覧になれますよ?」



お?




おお!






エロチャンネル(チャンネルルビー)が見れる!


見たいけど有料だから・・・ああ・・・というモヤモヤはこれで解決だ。


「これで完了です。」




エロチャンネルが見れるという喜びからそれ以降の話は覚えていない。




帰れる!が、すでに三時だ。二時の約束は何処にいったのだろうか。






しかし、待ってくださいと止められる。




「えーっとですね、使用上の注意ですが・・・まあ知っておられると思うのですが一応ですね・・・暴れて壁に穴とかあけないでくださいね。あと、壁に穴あけるのもできればやめてくださいね。これからもし吸うのであれば、タバコの煙で壁黄色くするのもちょっと・・・なんでできれば戸あけて吸っていただきたいですね。あ、これだけです。ありがとうございました。」










ボク急いでるんです!!そーいうのいらないですから!!









ていうか暴れるって何だ?俺は問題児か。



とりあえずAも終了。

今終わった。遅れてすまん。

と会う奴に連絡をいれるが




ごめん。こっちも遅刻(爆)



爆の用途はよく分からないが、怒られないで済みそうだね!






あれ?




横浜駅の行き方が分かりませんが?

後編に続く